レンズを修理するにするにあたっての環境と道具について。
風が立っている環境だとホコリを巻き上げてしまうので閉め切った環境のほうが好ましいです。
あくまで自分の作業環境にはなりますが、空気中を漂うホコリのほとんどは糸くずでありレンズに付着する頻度はさほど高くはなく、付着してしまったとしてもブロワーで容易に除去できます。
ブロワーの風でホコリが立つのを防ぐために、作業前には机にコロコロをかけてホコリが巻き上がらないようにしています。
照明はとても重要です。分解する際は影ができないように棒型のスタンドライトを左右から、レンズ面を清掃する際は電球型ライト…と、3つの照明を使い分けています。
レンズ面清掃時に使う電球型ライトは電球色にしています。比べたわけではありませんが、白系の明かりだと細かなチリが白飛びして見えにくそうなことと、電球に近づいて見ることになるので目が疲れにくいように…という理由です。
道具については、どこを修理するのかにもよりますが精密ドライバー・ブロワー・ピンセットあたりは最低限必要です。壁にぶちあたったら買い足していけばいいと思うので、最初から色々と揃える必要はないと思います。
基本的に道具は使用用途が限られているほど有効性が高いので、汎用的な道具は避けたほうがいいと思います。レンズ修理は1箇所でも外せないとそこで詰むので、そこだけを外すためだけの道具になったとしても”十分に価値あり”です。
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